A220 定数の基本と予約語

定数とは変数と違い、再代入による変更ができず、再宣言もできない定義方法です。値を変更したくない、もしくは変更する必要がない際に用います。今回はこの定数について紹介します。

定数とは

定義方法

定数は下記のように定義します。定数名は大文字で必要に応じてスネークケースで定義することが一般的です。

JavaScript
const 定数名 = 定数に入れる値;
// const NUMBER_ID = 1

定義済みの定数(予約語)

変数と同じように定数にも予約語と呼ばれるもとから備わっている単語は定数名として定義ができません。

下記予約語例

予約語の詳細はこちら

定義済みの数学定数(Mathオブジェクト)

数学関係の定数や関数を持つオブジェクトは、組み込みオブジェクトとして JavaScript で標準的に利用できます。そのような定数をMathオブジェクトと呼びます。

下記Mathオブジェクト例

Mathオブジェクトの詳細はこちら

例題

以下の中で命名できる定数名はどれか

  1. do
  2. class
  3. break
  4. test
回答

4. test

test以外は全て予約語

以下のMathオブジェクトの返り値はどれか

JavaScript
Math.min(2,5,10);
  1. 2
  2. 5
  3. 10
  4. 17
回答

1. 2

Math.min()は引数の中の最小の数値を返す

エンジニアからのアドバイス

汎用的に使用する計算や普遍的な数値を取得したい際は、Mathオブジェクトによって計算・数値の取得ができる可能性が高いです。関数を定義する前にMathオブジェクトを確認して不必要な関数定義は行わないようにしましょう。

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