A330 for – in文 / for – of文

for – in文とfor – of文はfor文のように繰り返し処理を行う構文です。繰り返し処理を行う対象が、オブジェクトの際はfor – in文を用いて、配列の場合はfor – of文を用います。今回はオブジェクトや配列に対する繰り返し処理を行う方法を紹介します。

for – in文 / for – of文について

for – in文

for – in文は指定されたオブジェクトから要素を取り出して先頭から順に処理します。

JavaScript
for( 変数 in オブジェクト ) { 
   // 処理 
}

JavaScript
let profile = {
    name: '名前',
    age: '年齢',
    mail: 'example@example.com'
}

for( let item in profile){
    console.log(item);
}

profileというオブジェクトの要素を変数itemとして取り出し出力をします。

出力結果

JavaScript
 name
 age
 mail

for – of文

for – of文は指定された配列から要素を取り出して先頭から順に処理します。

JavaScript
let animals = ['dog', 'cat', 'bird']; //配列

for(let item of animals){
    console.log(item);
}

animalsという配列から値を変数itemとして取り出し出力をします。

出力結果

JavaScript
dog
cat
bird

エンジニアからのアドバイス

データの型としてオブジェクトか配列かを確かめながら処理を行うことは非常に大切です。今回のようにオブジェクトに対して用いるもの、配列に対して用いるものと区別されているケースは他にもございます。どんなデータが入っているかを感覚ではなく実態を確かめながらコードを書きましょう。

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