エラー制御演算子とは式の前につけた場合、その式により生成されたエラーは無視され、最後までプログラムを呼び出すことができる演算子です。エラー処理として用いるケースが多く、今回はこのエラー制御演算子を紹介します。
エラー制御演算子とは
エラー制御演算子はアット記号「@」を用います。式(変数や関数など)の前に「@」記号を付けるとその式からのエラーを無視するので、エラーが出力されなくなります。既知のエラーをわざわざ表示させたくない場合などに利用します。
PHP
<?php
echo @$number;
echo 1;
?>出力結果
PHP
1本来であれば、変数numberを定義していないので、下記の様なエラーメッセージが出力され、そこで処理が止まり、1は出力されません。
PHP
PHP Warning: Undefined variable $number in 〇〇しかしエラー演算子を用いることで、エラーは無視され、最後までプログラムを呼び出すことができます。
エンジニアからのアドバイス
エラー演算子を用いるとエラーが表示されなくなるので、スクリプトのバグを探すのが困難になります。エラー制御演算子は慎重に取り扱いましょう。
