戻り値とはメソッドや関数などの実行が完了した際に、呼び出し元に返される値のことです。PHPでは、return文を使って戻り値を呼び戻し元に返すことが可能です。今回はこの戻り値とreturn文について紹介します。
returnの書き方と使い方について
return文の多くは、次のような書き方をします。関数やメソッド内にて処理を行なった後の値などを戻します。
PHP
function sample() {
//処理など
return //式や値などの返したい値
}PHP
function plus($num1, $num2){
$sum = $num1 + $num2;
return $sum;
}
$plus = plus(1,2);
echo $plus;出力結果
PHP
3引数として受け取った値を足し合わせ、$sum を戻り値とすることで出力を行なっています。
下記の様にreturn文がないと戻り値は何も代入がされません。
PHP
function plus($num1, $num2){
$sum = $num1 + $num2;
}
$plus = plus(1,2);
echo $plus;出力結果
(出力結果には何も表示されない)
PHP
例題
以下コードの出力値はどれか
PHP
function division($num1, $num2){
$division = $num1 / $num2;
return $division;
}
$division = division(10, 5);
echo $division;- 15
- 5
- 2
- 50
回答
3. 2
/は除算演算子なので10÷5 = 2となりその戻り値を出力しているため。
