データベースとは、データを1つの場所に集約し、保管・管理だけでなく、参照したいデータを簡単に抽出できるようにする「箱」のようなシステムです。今回は主なデータベースとその特徴について紹介します。
データベースとは
データベースの保持方法は階層型、NoSQL型、リレーショナル型、ネットワーク型と主に4つあります。有名なデータベースはリレーショナル型を用いているものが多いです。
主なデータベースとその特徴
MySQL
MySQLはオラクル社が開発したリレーショナルデータベースです。
MySQLには、無償でオープンソースのデータベースであるにも関わらず、処理能力が速いという大きな特徴があります。
そして、現代では世界で最も使用されているオープンソースとしても広く知られています。
また、近年では有償ではあるものの、法人向け商品も提供を開始しました。Webとの関係性が高いことも特徴で、レンタルサーバーを活用してWeb開発することを目標にしているエンジニアにも使用されています。
PostgreSQL
PostgreSQLは、オープンソースソフトウェア(OSS)のリレーショナルデータベースとして知られており、別名「ポスグレ」や「ポストグレス」などと呼ばれています。
PostgreSQLの大きな特徴は、CやC++、Java、Pythonなどのプログラミング言語に加え、Unix系に対応していることです。
処理能力が重要視されて作られたMySQLとは異なり、バランスよく機能が備わっていることが人気の秘密です。
SQLServer
SQLserverはマイクロソフト社が販売している法人向けのリレーショナルデータベースです。
SQLserverは先ほどご紹介した Oracleと同じように、ネットワーク上の大規模システムとなっています。
法人用として、企業の中でも中小企業からの人気が高いリレーショナルデータベースで、法人向けのリレーショナルデータベースにおいてはOracleに次いだ人気の高さになっており、マイクロソフト社製と言うこともありWindows環境において多く活用されています。
Oracle Database
Oracleは、オラクル社が開発・販売しているリレーショナルデータベース管理システム(Relational Database Management System(RDBMS))で、世界で初めての商用のリレーショナルデータベースとして開発されました。
Oracleはネットワーク上の大規模システムに使用されており法人が使用しているリレーショナルデータベース管理システムの中でも最も使用されています。
SQLの基本
SQLとはデータベースへ指示を出す言語のことです。大量のデータを保持しているデータベースに対して、情報を取り出したり、データを追加したり、といった命令を出しているのがSQL文になります。
- SELECT文・・・データを取得する命令
- INSERT文・・・データを追加する命令
- UPDATE文・・・データを更新する命令
- DELETE文・・・データを削除する命令
基本の命令は上記の4つのみであり、データベースを操作する際に記載いたします。具体的な記載方法については別の記事にて紹介します。
エンジニアからのアドバイス
検索の精度にこだわりたいのか、どのくらいのデータ数を扱いたいのか、などを検討軸にしながらデータベースを決められるケースが多いです。取り組んでいるプロジェクトのデータベースを確認して、特徴を理解しましょう。
