Laravel(ララベル)とは、代表的なPHPフレームワークの1つで、手軽で扱いやすいことが特徴です。今回はこのLaravelについて紹介します。
Laravelについて
PHPとは
PHPは、Web開発に特化していることが特徴のプログラミング言語です。比較的に文法や仕様が簡単なため、IT初心者の方でも扱いやすい言語として人気があります。データベースとの連携を簡単に行えるため、動的なWebページ(アクセスした状況によって異なる情報が表示されるページ)の作成に最適で、ECサイトやSNSなどの設計に用いられるケースも多くあります。
Laravelの特徴
Laravelには以下3点と特徴が挙げられます。
- 作業コスト・学習コストが低い
Laravelは、備わっている機能が多く、シンプルなコードで記述できるため、”コーディングのしやすさ”や”学習のしやすさ”に定評があります。 - 拡張性・自由度が高い
Laravelは、備わっている機能が多くある程度のプログラムは自動的に生成することができます。そのうえ、生成されたプログラムのコードは容易にカスタマイズを行うことが可能です。 - MVCモデルを採用している
MVCモデルとは、Model(データ処理)、View(画面表示)、Controller(全体制御)の役割ごとにコードを分ける設計モデル・概念の一つです。分担作業を行いやすく、システムの保守性や生産性の向上につなげることができる特徴があります。
※詳しくはこちらをご覧ください。
Laravelの注意点
Laravelを利用する際は以下2点を注意しておくと良いでしょう。
- コードの複雑化
Laravelは自由度が高い反面、コードが複雑化しやすくなります。分業でシステム開発を行う場合は、コードの書き方に対してある程度のルールを設けておくと良いでしょう。 - 処理速度が劣る
Laravelは、豊富な機能を搭載している反面、処理速度が劣ります。処理速度を重視するシステム開発においては、他のフレームワークを検討しても良いでしょう。
エンジニアからのアドバイス
Laravelは、学習コストの低さと、拡張性・自由度の高さを両立しています。そのため、プログラミング初心者から上級者までにおすすめの言語で、Web開発を行う際は多くのケースにおいて取り入れやすいでしょう。
