D120 ORMを用いたデータ処理について

前回の記事にて紹介したEloquentというORMを用いたデータ処理の具体的な方法について紹介します。

データ処理の方法

データ処理にはCRUDと呼ばれる、データベース管理システム(DBRS)に必要な4つの主な機能、作成(Create)、読み出し(Read)、更新(Update)、削除(Delete)をそれぞれ頭文字で表したものがあります。今回はその4つの機能をEloquentを用いた記載方法として紹介します。

データの取得

・データの全取得

PHP
$items = Item::all();

変数itemsにitemsテーブルの全てのレコード、カラムをItemモデル経由で取得し格納しております。

・特定のデータの取得

PHP
$item = Item::find(2);

変数itemにitemsテーブルのIDが2のレコードをItemモデル経由で取得し格納しております。

データの追加

PHP
User::create(['name' => '山田太郎', 'email' =>'taro@example.com']);

nameカラムが’山田太郎’でemailカラムが’taro@example.com’のusersテーブルのレコードを作成しデータを追加しております。

データの更新

PHP
User::where('name','山田太郎')->update(['email'=>'yamada@example.com']);

usersテーブルのnameが’山田太郎’のレコードをUserモデル経由で取得しemailカラムを’yamada@example.com’に更新しております。条件の分岐方法については、where句を用いてupdateメソッドを用いるという一般的な記載方法になります。

データの削除

PHP
Item::find(2)->delete();

itemsテーブルのIDが2のレコードをItemモデル経由で取得し、データの削除をしております。削除については、deleteメソッドを用いて削除するという一般的な記載方法になります。

例題

データを更新する際に用いられるメソッドはどれか

  1. create
  2. update
  3. delete
  4. find
回答

2. update

1. createはデータの追加
3. deleteはデータの削除
4. findはデータの取得

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