if文は条件や値によって処理を分岐させ、一致する場合の処理と、一致しない場合の異なる処理を記述するための方法です。これまで紹介してきて演算子などもif文と伏せて用いることも多いです。今回はそのif文について紹介します。
if – else文とは
if – else文の基本
if-else文の基本構文は下記のようになります。
JavaScript
if (条件) {
①条件がtrueであれば実行
} else {
②条件式がfalseであれば実行
}条件がtrueであれば①の処理が実行され、条件がfalseであれば②の処理が実行されます。
else以下は必須ではないので下記のようなtrueの際に処理を実行させることも可能です。
JavaScript
if (条件) {
条件がtrueであれば実行
}下記のように条件分岐はelse ifを用いることで複数個記載することも可能です。
JavaScript
if (条件A) {
①条件Aがtrueであれば実行
} else if (条件B) {
②条件Bがtrueであれば実行
} else {
③条件ABどちらもfalseであれば実行
}三項演算子
三項演算子とは、 “条件 ? 条件がtrueの場合 : 条件がfalseの場合” という記載方法をすることでif文を用いず条件により処理を分岐させることが可能な演算子です。
JavaScript
let age = 20;
let greeting = (age >= 20) ? 'あなたは20歳以上です' : 'あなたは未成年です';
console.log(greeting);
// 変数ageには20が代入されているので条件はtrueとなり、"あなたは20歳以上です"が出力されます。例題
以下コードの出力値はどれか
JavaScript
let number = 2;
if (number == 1) {
console.log("HTML")
} else {
console.log("CSS")
}- HTML
- CSS
- HTMLCSS
- CSSHTML
回答
2. CSS
numberには2が代入されており条件に当てはまらないためelse以下の”CSS”が出力される
以下コードの出力値はどちらか
JavaScript
let test_score = 80;
let evaluation = (test_score > 80) ? "よくできました" : "もっと頑張りましょう";
console.log(evaluation); - よくできました
- もっと頑張りましょう
回答
2. もっとがんばりましょう
大なり演算子はその数値を含まないため 80 > 80 はfalseになり”もっと頑張りましょう”が出力される。
エンジニアからのアドバイス
プログラミングは多くの条件分岐によって、さまざまな処理を行ないます。条件分岐について理解を深めることで、必要な分岐であるのかを理解し、冗長化しないコードを記述できるようになります。
