A300 if – else文

if文は条件や値によって処理を分岐させ、一致する場合の処理と、一致しない場合の異なる処理を記述するための方法です。これまで紹介してきて演算子などもif文と伏せて用いることも多いです。今回はそのif文について紹介します。

if – else文とは

if – else文の基本

if-else文の基本構文は下記のようになります。

JavaScript
if (条件) {
条件がtrueであれば実行
} else {
条件式がfalseであれば実行
}

条件がtrueであれば①の処理が実行され、条件がfalseであれば②の処理が実行されます。

else以下は必須ではないので下記のようなtrueの際に処理を実行させることも可能です。

JavaScript
if (条件) {
  条件がtrueであれば実行
}

下記のように条件分岐はelse ifを用いることで複数個記載することも可能です。

JavaScript
if (条件A) {
条件Aがtrueであれば実行
} else if (条件B) {
条件Bがtrueであれば実行
} else {
条件ABどちらもfalseであれば実行
}

三項演算子

三項演算子とは、 “条件 ? 条件がtrueの場合 : 条件がfalseの場合” という記載方法をすることでif文を用いず条件により処理を分岐させることが可能な演算子です。

JavaScript
let age = 20;
let greeting = (age >= 20) ? 'あなたは20歳以上です' : 'あなたは未成年です';
console.log(greeting); 
// 変数ageには20が代入されているので条件はtrueとなり、"あなたは20歳以上です"が出力されます。

例題

以下コードの出力値はどれか

JavaScript
let number = 2;

if (number == 1) {
  console.log("HTML")
} else {
  console.log("CSS")
}
  1. HTML
  2. CSS
  3. HTMLCSS
  4. CSSHTML
回答

2. CSS
numberには2が代入されており条件に当てはまらないためelse以下の”CSS”が出力される

以下コードの出力値はどちらか

JavaScript
let test_score = 80;
let evaluation = (test_score > 80) ? "よくできました" : "もっと頑張りましょう";
console.log(evaluation); 
  1. よくできました
  2. もっと頑張りましょう
回答

2. もっとがんばりましょう
大なり演算子はその数値を含まないため 80 > 80 はfalseになり”もっと頑張りましょう”が出力される。

エンジニアからのアドバイス

プログラミングは多くの条件分岐によって、さまざまな処理を行ないます。条件分岐について理解を深めることで、必要な分岐であるのかを理解し、冗長化しないコードを記述できるようになります。

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