A410 関数の戻り値

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戻り値とはメソッドや関数などの実行が完了した際に、呼び出し元に返される値のことです。JavaScriptでは、return文を使って戻り値を呼び出し元に返すことが可能です。今回はこの戻り値とreturn文について紹介します。

returnの書き方と使い方について

return文の多くは、次のような書き方をします。関数やメソッド内にて処理を行なった後の値などを戻します。

JavaScript
function sample() { 
 //処理など
  return //式や値などの返したい値
}

JavaScript
function sample(number) {
  let numbers = [];
  for (var i=1; i<5; i++) {
　　 numbers.push( i * number );
　}
  return numbers;
}
console.log( sample(1) );

出力結果

JavaScript
[ 1, 2, 3, 4 ]

引数として受け取った値を用いて、for文にて処理を行い、numbersを戻り値とすることで出力を行なっております。for文やpushメソッドなども復習しながら1文1文の処理の確認を必ず行なってください。

下記の様にreturn文がないと戻り値はundefiedとなります。

JavaScript
function sample(number) {
  let numbers = [];
  for (var i=1; i<5; i++) {
    numbers.push( i * number );
  }
}
console.log( sample(1) );

戻り値

JavaScript
undefined

例題

以下コードの出力値はどれか

JavaScript
function sample(number) {
  let numbers = [];
  for (var i=1; i<5; i++) {
    numbers.push(i * number);
  }
  return numbers.length;
}
console.log( sample(1) );
  1. [1,2,3,4]
  2. [1,2,3,4,5]
  3. [0,1,2,3,4]
  4. 4
回答

4. 4
numbersへは[1,2,3,4]の配列が格納され、lengthメソッドは配列の要素数を返すメソッドなので4が返されるため。

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