B080 定数の基本と予約語(PHP)

定数とは変数と違い、再代入による変更ができず、再宣言もできない定義方法です。値を変更したくない、もしくは変更する必要がない際に用います。今回はこの定数について紹介します。

定数とは

定義方法

定数は下記のように定義します。定数名は大文字で必要に応じてスネークケースで定義することが一般です。

PHP
const NUMBER = 1;

定義済みの定数(予約語)

変数と同じように定数にも予約語となる単語があります。予約語はもとから備わっている単語で、定数名として定義ができません。

下記予約語例

予約後の詳細はこちら

定義済みの数学関数(Math関数)

数学関係の定数や関数を持つオブジェクトは、組み込みオブジェクトとして PHP で標準的に利用できます。
これらは予約語であり、関数名、変数名、定数名に使用することはできません。

下記Math関数例

例題

以下の中で命名できる定数名はどれか

  1. do
  2. class
  3. break
  4. test
回答

4. test

test以外は全て予約語

以下の数学関数の返り値はどれか

PHP
floor(4.2);
  1. 4.2
  2. 4
  3. 5
  4. 4.22222222
回答

2. 4

floor()は引数で渡した数値を切り捨てる

エンジニアからのアドバイス

汎用的に使用する計算や普遍的な数値を取得したい際は、組み込み関数によって計算・数値の取得ができる可能性が高いです。
組み込み関数は数学関数以外にもさまざまな種類があります。
関数を定義する前にPHPの公式ドキュメントを確認して、組み込み関数を使って実装できないか考えてみましょう。
不必要な関数定義は行わないことがポイントです。組み込み関数

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