B110 エスケープシーケンス

エスケープシーケンスとはキーボードで入力できない文字のことを指します。今回は、代表的なスケープシーケンスとその表し方を紹介します。

エスケープシーケンスについて

代表的なエスケープシーケンス

記号意味
\t 水平タブ
\v 垂直タブ (垂直方向に空白を入れる)
\n 改行
\r 復帰 (同じ行の先頭に移動)
\f 改ページ
\eエスケープ
\” ダブルクォーテーション
\$ドル記号
\\バックスラッシュ
\’シングルクォーテーション

エスケープシーケンスの表現方法

エスケープシーケンスは、\ と組み合わせることで、特殊文字を表現します。

改行コード「\n」の場合

PHP
<?php
  const text = "1行目\n2行目\n3行目";
  echo text;
?>

/*
1行目
2行目
3行目
となり、"\n"は改行コードとして読み込まれる。
*/

PHP
<?php
  const text = "1行目\\n2行目\\n3行目";
  echo text;
?>

/*
1行目\n2行目\n3行目
となり、"\n"は文字列として読み込まれる。
*/

エンジニアからのアドバイス

エスケープシーケンスはまとめて覚える必要はございません。実務を行なっていく中で実際に使う際に「エスケープシーケンス」というものがあったから表記方法を調べてみようと思い出せることが大切です。

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