B180 エラー制御演算子

エラー制御演算子とは式の前につけた場合、その式により生成されたエラーは無視され、最後までプログラムを呼び出すことができる演算子です。エラー処理として用いるケースが多く、今回はこのエラー制御演算子を紹介します。

エラー制御演算子とは

エラー制御演算子はアット記号「@」を用います。式(変数や関数など)の前に「@」記号を付けるとその式からのエラーを無視するので、エラーが出力されなくなります。既知のエラーをわざわざ表示させたくない場合などに利用します。

PHP
<?php
    echo @$number;
    echo 1;
?>

出力結果

PHP
1

本来であれば、変数numberを定義していないので、下記の様なエラーメッセージが出力され、そこで処理が止まり、1は出力されません。

PHP
PHP Warning:  Undefined variable $number in 〇〇

しかしエラー演算子を用いることで、エラーは無視され、最後までプログラムを呼び出すことができます。

エンジニアからのアドバイス

エラー演算子を用いるとエラーが表示されなくなるので、スクリプトのバグを探すのが困難になります。エラー制御演算子は慎重に取り扱いましょう。

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