B260 連想配列

配列では、配列内の値に対して番号が割り振られ、その番号を元に値を呼び出していました(※添字といいます)。
しかし、添字に、数字ではなく好きな名前をつけることもできます。こういった配列は「連想配列」と呼ばれます。
この連想配列で使われる好きな名前をつけた添字のことを「キー」といいます。
普通の配列の「添字」と連想配列の「キー」は、呼び方は異なりますが使い方は同じです。今回はこの連想配列について紹介します。

連想配列の基本的な使い方

連想配列は array(‘キー’ => ‘値’);という形を用いて連想配列化を行います。

PHP
$animals = array('cat' => 'ねこ', 'dog' => 'いぬ', 'bird' => 'とり');

上記の様に、array() 内にキーと値 を指定して要素を複数格納することができます。
※array() のかわりに [] で囲うことでも配列を作成できます。[] は array() の短縮構文です。

値の取得

“配列名[‘キー’]” という書き方を用いることで値を取得することができます。

PHP
$animals = array('cat' => 'ねこ', 'dog' => 'いぬ', 'bird' => 'とり');

echo $animals['cat'];

出力結果

PHP
ねこ

キーの取得

キーを取得したい場合はarray_keys()関数を用いてキーを取得できます。
※print_r() は配列の情報を表示する関数です。

他にも、配列から重複した値を削除したり、配列内に指定の値があるか検索できるような、様々な関数が用意されています。
配列に対して何らかの処理を行いたい場合は、まず公式ドキュメントを確認してみてください!

PHP
$animals = array('cat' => 'ねこ', 'dog' => 'いぬ', 'bird' => 'とり');
print_r(array_keys($animals));

出力結果

PHP
Array
(
    [0] => cat
    [1] => dog
    [2] => bird
);

例題

以下コードの出力値はどれか

PHP
$animals = array('cat' => 'ねこ', 'dog' => 'いぬ', 'bird' => 'とり');
echo $animals['bird'];
  1. bird
  2. とり
  3. dog
  4. いぬ
回答

2. とり
キー”bird”の値は”とり”なため。

エンジニアからのアドバイス

JavaScriptの連想配列は、記述の基本である上、使えるようになると変数、オブジェクトの理解が深まります。また、キーと値をセットにデータとして保持できることも良い点です。JavaScriptの連想配列をしっかりマスターしましょう。

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