B300 関数の戻り値

戻り値とはメソッドや関数などの実行が完了した際に、呼び出し元に返される値のことです。PHPでは、return文を使って戻り値を呼び戻し元に返すことが可能です。今回はこの戻り値とreturn文について紹介します。

returnの書き方と使い方について

return文の多くは、次のような書き方をします。関数やメソッド内にて処理を行なった後の値などを戻します。

PHP
function sample() { 
 //処理など
  return //式や値などの返したい値
}

PHP
function plus($num1, $num2){
  $sum = $num1 + $num2;
  return $sum;
}

$plus = plus(1,2);
echo $plus;

出力結果

PHP
3

引数として受け取った値を足し合わせ、$sum を戻り値とすることで出力を行なっています。

下記の様にreturn文がないと戻り値は何も代入がされません。

PHP
function plus($num1, $num2){
  $sum = $num1 + $num2;
}

$plus = plus(1,2);
echo $plus;

出力結果
(出力結果には何も表示されない)

PHP
 

例題

以下コードの出力値はどれか

PHP
function division($num1, $num2){
  $division = $num1 / $num2;
  return $division;
}
$division = division(10, 5);
echo $division;
  1. 15
  2. 5
  3. 2
  4. 50
回答

3. 2
/は除算演算子なので10÷5 = 2となりその戻り値を出力しているため。

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