C120 比較演算子(SQL)

比較演算子とは二つの式や値の比較を行い、結果を真偽値(trueまたはfalse)で返す演算子です。学問としての数学と同じ表現もあれば、プログラミング特有の表現もあります。今回はその比較演算子について紹介します。

比較演算子について

比較演算子の種類

演算子記述例意味
=a = baとbの値が等しい
!=a != baとbの値が等しくない
<>a <> baとbの値が等しくない
>a > baよりbが大きい
>=a >= baよりbが大きいか等しい
<a < baよりbが小さい
<=a <= baよりbが小さいか等しい

大なり/ 大なりイコール

大なりは > を用い、大なりイコールは >= を用いてtrue/falseを返します。

SQL
1 > 30
/* false */

30 > 1
/* true */

30 >= 30
/* true */

小なり/ 小なりイコール

小なりは < を用い、小なりイコールは <= を用いてtrue/falseを返します。

SQL
1 < 30
/* true */

30 < 1
/* false */

30 <= 30
/* true */

等価 / 不等価

等価は” = “、厳密等価は ” != “または、”<>” を用い、true/falseを返します。

SQL
2 == 1
/* false
左辺と右辺が不等価なため。 */
 
 
2 != 1
 /* true
  左辺と右辺が不等価なため。 */

例題

以下コードはtrue/falseのどちらを返すか

SQL
5 >= 5

回答

true
>=は大なりイコール演算子なため、値が同等であればtrueを返すため

SQL
1 != 1

回答

false
!=は不等価演算子なため、値が等しい場合はfalseを返すため

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