データの損失に備えてデータを複製しておくことを、バックアップといいます。今回はバックアップの方法について2つ紹介します。
バックアップについて
ダンプファイル
ダンプファイルとは、データベース管理システムにおけるバックアップやシステムの移転などのために、ある瞬間のデータベースの内容を丸ごと複製したファイルのことをいいます。ダンプファイルの中身は、元のデータベースにあったテーブルを作り直すためのコマンドが記載してあります。
データ量が多いと、ダンプファイルの作成終了まで30分程度かかる場合もあり、この30分の間でデータを操作してしまうと、ダンプ開始時と終了時のデータ内容に不整合が生じてしまいます。このような不整合を防ぐためには、ロック機能を用いる場合が多いです。
コマンドについては、かなり細かく設定されているので下記リンクを参照ください。
MySQLにおけるダンプについてリストア
リストアとは、バックアップなどを用いてデータを復旧することをいいます。似たような用語でリカバリーという用語がありますが、リカバリーはリストアしたデータを正常に稼働させることを指します。
リストアもデータ量が多いと終了まで数時間ほどかかり、すぐに復旧ができない場合もあります。
MySQLにおけるリストアの例はこちらエンジニアからのアドバイス
ダンプやリストアの方法やコマンドについては、データベース管理システムによって異なります。参照リンクとして、コマンドが載っているリンクを載せましたが、まずは概念を理解することを念頭に学ぶことが大事です。2つの用語についてのイメージを持てるよう、ご自身でも調べてみてください。
